FX法人口座の開設方法
FX法人口座の作り方の前に
FX法人口座を開設するには株式会社や合同会社を設立しなければなりません。会社設立方法はすでにご存知かと思いますので、FX法人口座を開設するための会社設立について、いくつか注意点をお話ししましょう。
会社名は間口が広いものがいいです。FXに関連する社名で設立したら、もし別の事業を始めたくなったときに不便です。また、定款もFXだけだと様々な点で不利になります。いかにもFX専業トレーダーだと見られると、クレジットカードの更新や事務所賃貸契約などが難しいこともあるのです。あくまでもFXはおまけくらいに書いておいた方がいいのです。
資本金はご存知の通り1円でもできるわけですが、FX業者各社の規定で資本金が決められている場合もあって、口座開設を申し込んでも審査落ちすることもあります。ですので、最低でも100万円は考えておきましょう。
それから、多くの方が法人口座設立は節税目的もあるかと思いますが、素人には結構難しいものです。ですので、忘れずに税理士に相談もしておきましょう。
会社登記が完了し、謄本が取得できたら銀行口座開設です。大きい銀行では断られることもあるので、急ぎの場合はまずは楽天銀行や住信SBIネット銀行などのネットバンクへ申し込みしておきましょう。それから税務署や税事務所へ法人設立届けを提出しましょう。
これが終わって、いよいよFX法人口座開設です。
FX法人口座の開設方法
法人口座開設は個人口座同様に、どのFX業者もネット上で手続きが可能です。資本金などの項目に記入し、会社の登記簿謄本と代表者の本人確認書類、取引担当者の本人確認書類をデジカメで撮影するなどして送ります。
ほかには、法人といえども下記の事項をクリアおよび理解していない場合は口座開設できないこともあるので、事前に確認はしておきましょう。
・日本国内に本店が登記されている
・FX取引約款、取引規程および取引説明書を熟読し同意している
・FX取引の内容、仕組みおよびリスクを十分理解し同意している
・業者と電話や電子メールで常時連絡が取れる
・FX取引にかかる報告書面の電磁的方法での交付に同意している
・個人情報保護法に準拠した個人情報の取り扱いに同意している
・金融機関口座は日本国内に存在する金融機関の口座を指定している
・FX取引口座開設は業者の審査基準に基づき適否を判定され、業者側が承諾した場合に限り開設できることを理解している
・法令や諸規則、定款、その他の内規に違反せず、FX取引のために必要な法令上の条件を有している
業者によって違う場合もありますが、概ね上記のことの確認も申し込みのときに行われます。
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