FX法人口座を使うときのデメリットとは?

FX法人口座は管理などが面倒になる
FX法人口座でFXを始める場合、決していいことばかりではありません。デメリットもあることを理解しておきましょう。

 

まず、個人ではなく会社ですから、申告、運営や管理、事務手続が煩雑になります。面倒だからと省くわけにはいかず、必ず行わなければいけないのです。
また、社会保険に加入義務がありますから、決してタダで運営もできません。

 

それから、税務調査が行われやすくなるので、そのたびに書類などを用意したり、対策が必要になります。しかも、個人口座の税率が一律で20%になったりなど、法人口座での節税のメリットはかなり薄くなっています。もちろん必要経費の控除や赤字の場合の損益の繰り越しが9年間も認められるなどのメリットもありますので、どちらがいいのかよく判断した上で法人口座開設を検討しましょう。

 

ほかにあるデメリットは費用

法人の場合、様々な経費がかかってきますので、その辺りもしっかりと把握しておくべきでしょう。

 

例えば確定していない損益(つまり含み損益)も確定損益として計上されてしまいますから、利益を得ていないのに税金が発生する場合があります。そもそも損益と差し引いて利益がなかったとしても7万円の税金はかかってきます。

 

また、様々な管理や事務手続きなどがありますが、書式などが素人には扱いきれません。そんな場合、業者に依頼するのですが、申告などの費用として毎年20万〜40万円くらいかかると見ておいた方がいいでしょう。

 

当然ながら設立にも費用がかかりますが、解散も費用がかかります。もうやめた! といって放置することもできませんので、その点もデメリットですね。このように、個人とは違い様々な管理が必要になる点は法人のデメリットでもありますので、それを超えるメリットがあるかどうか、よく検討しましょう。

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